三平@FX為替です。
会社に縛られない生き方とは???
日本では、外資系などの大企業で働いている人や、中央省庁のキャリア官僚などのエフィカシーが高いのですが、それはあくまで自分のエフィカシーではなく、ブランドのエフィカシー(Efficacy)です。エフィカシーとは我々の言葉で「自己の能力の自己の評価」のことです。そういうブランドのない人でも、成功できる方法がこの本に書かれているのです。
もし今私が大学生だとして、どこに就職するかといえば、外資か日本企業かはどうでもいいことです。ただし日本人向けの仕事をしたいなら、やっぱり日本企業に就職するでしょう。たとえば将来、日本国内で新しい事業をやろうと思っていたら、その商売相手はほとんど日本人です。日本のビジネスマンが何を考えているのか、どういうふうに説得すればいいのかを知りたいから、日本企業に就職すると思います。
外国人を相手にしたいと思うなら外資系に就職するはずです。給料が多い少ないで選ぶのではありません。外資系のほうが給料がいいのは明白ですが、目先の給料を狙うか、自分の将来のことを考えて選ぶかの違いです。私は就職というのは、その会社のビジネスのノウハウを学びに行くことだと思っています。自分でやりたいことがあるなら、創業するのがいちばんなのです。いきなり、会社を辞めるのはリスキーだと思えば、LLC(合同会社)を設立してはどうでしょうか。LLCだったら資本金10万円程度でも簡単に創業できます。
また複数の友人とLLP(有限責任事業組合)としてもいいでしょう。国家公務員や大学の先生も兼業をしている時代です。サラリーマンも堂々と兼業すればいいのです。時間外にやるのであればことさら会社に断る必要もないと思います。外資系企業では入社と同時に、個人で会社を作ってくれと言ってきます。給料はその法人に振り込むようになっているのです。もしくは個人でみなし法人として、確定申告を勧められます。ただし、自分の会社と競合しないこと。
就業時間以外の時間を使って会社の事業と重ならず、顧客を取ったりしなければ、何の問題もありません。余談ですが、家の一部を事務所として使い、車を営業車とすれば経費となり、節税できます。税務署はあなたの会社が儲かれば、法人税を取れるのでかえって喜んでくれます。LLCやLLPという制度は、もともとそういった創業をやりやすくするための制度なのです。また、「公庫」に行けばサラリーマンでも創業資金を借りることができます。こんなに充実した制度は日本だけです。
実はサラリーマンをやりながら自分の会社を経営しているような人のほうがスコトーマがはずれているので、会社でも役に立つ優秀な社員であることが多いと思います。ひとつの社会に縛られることなく、いろいろな社会を見ていて、さらに自分で会社経営しているなら、会社の仕事も任せやすいでしょう。そして自分の会社の経営が自分のコンフォートゾーンなら、ある程度成功したら、勤めていた会社を辞めてもいいのです。
この記事へのコメントはありません。