トレードがめちゃくちゃ上手な三平@FX為替です。
さて、FXで勝つために1番大切な、プロスペクト理論について解説していきます。
今回は、投資やFX をやる上で一番押さえておかなければならない人間の深層心理について話します。『プロスペクト理論』ってやつです。なんぞや?と思っている方、これを知っておくだけで自分の人生の選択まで、いいものを選ぶことができるかもしれません。
目次
プロスペクト理論とは?行動経済学をFXの意思決定に応用する方法について。
簡単にいうとこういう心理です。
人は利益が出ている時はすぐにその利益を確定したがる。損失を抱えそうな時は、その損失の確定を先延ばしにしたがる。
『ん?』と思いましたか?わかりそうでわからないですか??笑じゃあ例えば、あなたは以下の質問の①と②を提示されたらどちらを選びますか?直感で 10 秒以内に答えてください。
質問① あなたが以下のAかB どちらかの選択をしなければならない場合、
A.100 万円が無条件で手に入る
B.コインを投げて表が出たら 200 万円手に入る。裏だったら何も手に入らない。
⇒あなたは A, B どちらを選びますか?
質問② あなたが 200 万円の負債を抱えているものとして
A.無条件で負債が 100 万円減って、負債総額が 100 万円になる
B.コインを投げて表の場合全額支払い免除。裏の場合負債総額は 200 万のまま
⇒あなたは A, B どちらを選びますか?
はい!回答です。実は、統計的に質問①の方は A を質問②の方は B を選ぶ人が多いのです。つまり質問①では無条件で 100 万円手に入れる。質問②の場合は 200 万の負債が 50%の確率でチャラになるなら挑戦してみる。を選ぶ人が多いのです。
プロスペクト理論。この実験から、何がわかるの?
さきほどの回答の裏ではどんな人間心理が働いているか説明します。
人は利益はすぐ手に入れたい、損の確定は先延ばしにしたい生き物
プロスペクト理論というのがどんな人間の心理を表しているのか。簡単に言うと、人間は『利益はすぐに手に入れたい。でも、損はすぐには認められない。』そういう生き物なのです。こういう生き物(人間)が毎日 PC の前に座って、コーヒー片手に PC を起動し、各々の使っている FX 会社の口座にログインして、自称最強のチャートツールを眺めては買いだの売りだの儲かっただの、損しただのやってる訳です。私もあなたも含めて。
もう一度言います。利益はすぐに手に入れたいでも、損はすぐには認められないそんな人達が集まって買ったり売ったりしてるのが FX です。そして思い出してほしいのがFX をしている人の中で勝ち組と呼ばれている人は1 割程度だと言われていることです。なぜ、上がるか下がるかの 2 択である FX での勝者、敗者の割合がこんなにも明確に開くのでしょうか?
私はこの原因にも大きくプロスペクト理論が絡んでいると思います。
なぜFXで 9 割もの人が負け組に回ってしまうのか?それはプロスペクト理論が絡んでいます。
色々な理由があります。一概には言えません。しかし、この 1:9 の偏りを作っている原因として確実に影響を与えているのがプロスペクト理論、つまり PC の前の FX トレーダーひとりひとりの感情です。
『感情を捨てろ』『賭けをするな』までは言いませんが、プロスペクト理論が大きく勝敗を左右していきます。『FXは賭けをして、かっこいい』というイメージは捨てて、『確実に勝つ』これを意識していきましょう。
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